料理初心者の自炊戦歴

ある女子大生の、自炊を通した成長を描くブログ

4. 味はよかった「ロールキャベツ」

「ロールキャベツを作れたら料理上手」という勝手なイメージがあるせいか、それとも「ロールキャベツは美味い」という信念のせいか、このお手軽ロールキャベツ カレー風味のページを見つけてから今夜の一品に加える決断までの時間は0.1秒もなかった。前にも1度作ったことがあるし、これは行ける気がするぜ!

 

まずはキャベツをレンジでチン。3分後、 柔らかくなったキャベツの良い香りがキッチンに広がる。なんていい香りなんだ。この香りをかぐためだけに、暇な時にキャベツをレンチンしようかしら。

 

あたたかいキャベツに豚肉と玉ねぎを乗せて茶こしで小麦粉をふる。ここで疑問がわんさか湧き出た。なぜ小麦粉をふるのか?乗せた肉の上にだけふればいいのか、キャベツ全体にふるべきなのか?なんで、小麦粉が既にすんごいサラサラで「こりゃ、茶こしは要らんな」と思い、さっきわざわざスーパーで買ってきた茶こしを使わなかったのか!しかも買ったのは茶こしでなく、茶こしと同じくらい網目が細そうで茶こしよりも使う頻度の高そうなアクとりだし。ていうか茶こしってなんだーーーー!

 

ロールキャベツでわたし的に一番難しいのは、肉とかを包んで巻くところである。キャベツが小さすぎたり敗れてたり芯を切る時に変な形に切っていたりして、なかなかきれいに包めない。最後に包んだやつなんか、「端を折り込みながらくるくる巻いていく」のとは程遠く、私はこれをロールキャベツでなく風呂敷包みキャベツと命名した。

 

鍋に入れる水は本当に1カップで良かったのだろうか?キャベツが半分くらいしか浸からないのである。しかし、レシピには水1カップにスープの素(最初これが何を指すのかわからなくてQ&Aサイトで質問し、ようやくコンソメのことだと分かった)が小さじ½とある。水を足したらコンソメの量も増やさねばなるまい。そのときどれくらい増やせばいいのか・・・。料理以上に苦手な算数。計算が面倒だったので、結局キャベツを半身浴させたままにした。まあ、ダイエット効果もあるらしいのでキャベツも喜ぶはずだ。結果、カレールーを入れて煮込んだ後にはキャベツの半分にしか味が染み込んでおらず、いつ崩れるか分らない彼らを鍋の中でひっくり返して、もう半分にもカレーを染み込ませた。鍋の中でシンクロナイズドスイミングごっこをさせられた脆いキャベツたちは中身が飛び出した。私は鍋の中でキャベツをロールするという荒業を成し遂げ、皿に移す頃にはなんとか体裁の整ったロールキャベツが並んでいた。

 

後に彼氏が絶賛することになるロールキャベツ カレー風味のできあがりであった。


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